杉並ユネスコ協会
ユネスコ親子科学教室
「チリメンモンスターをさがせ! 生物の多様性ってなんだ」
講師 坂口美佳子氏(科学読物研究会)
2014年3月30日(日) セシオン杉並 集会室

   3月30日(日)、小学2〜6年生までの親子24名の参加で科学教室が行われました。今回のテーマは「チリメンモンスターをさがせ! 生物の多様性ってなんだ」です。

   私たちがよく口にしているお店で売られているチリメンジャコは、イワシ以外の生き物が選別されていますが、海から網で引き揚げられたときにはチリメンジャコと一緒にタコやイカ、エビやカニの幼生、クラゲやヒトデなどたくさんの種類の生き物がいます。これらは「チリメンモンスター」と呼ばれています。

   チリメンジャコは人間も好きですが、海の生き物も大好きでチリメンジャコをもとめて色々な生き物が周りに集まります。その生き物を食べようと別の生き物もやってきます。海の中には小さな生き物がいっぱいいて、餌として食べられることで小魚や大きな動物を支えています。私たちヒトも地球にいる沢山の生き物の命の輪の中で生きているのです。

   坂口美佳子講師(写真中央)のお話は「皆さんはどんな生き物を知っていますか」の質問から始まりました。この地球には知られている生き物が175万種、そして13分に1種が絶滅しているということに子どもたちも親たちもびっくり。

坂口美佳子講師

   チリメンモンスターを見つけ出して標本を作ったり(左下写真)、カタクチイワシを解剖して人と同じように脳や心臓、肝臓などがあることを確認しました(右下写真)。

チリメンモンスター探し  カタクチイワシの解剖図

(担当:山田正 文:大野克子)