2015年10月12日(月・祝)アラブ・イスラーム学院
10月の中学生クラブでは、アラブ・イスラーム文化を学ぶため、港区元麻布にあるサウジアラビア王国大使館附属アラブ・イスラーム学院を訪問しました。
最初に会議室にて、ナーセル・アルオマイム学院長(右下写真)より歓迎のご挨拶をいただきました。
学院のスタッフの方々からアラブ・イスラーム学院の活動などについてご説明をいただいたのち、参加者との間で質疑応答がおこなわれました。
参加者からはイスラームの教育制度や巡礼の様子、伝統衣装などについて質問があり、アラブ人スタッフの方々が丁寧に答えてくださいました。
その後、2つのグループに分かれて、ミニ・アラビア語講座を体験しました。
「こんにちは(アッサラーム・アレイクム)」や「私の名前は〜です(イスミー〜)」、「ありがとう(シュクラン)」など、簡単な会話のフレーズを学びました。
アラビア文字のアルファベットは28文字ありますが、日本語にはない発音がいくつかあり、参加者は発音したり聞き分けたりするのに苦労していました。
それでも、アラブ人講師の方々が分かりやすく教えてくださり、多くの参加者が初めてのアラビア語を楽しんでいました。
語学講座のあとは院内を見学しました。
礼拝所(左下写真)、展示室(中央写真)、そして図書館(右下写真)を案内していただき、アラブ・イスラームの文化に直接触れることができました。
礼拝所ではちょうどお祈りの時間と重なったため、目の前でお祈りする様子を見せていただきました。
アッラーを讃える言葉を唱えながら、お辞儀をしてひざまずく動作を何セットか(今回は4セット)おこないます。
5〜10分程度の短い時間でしたが、イスラームの神聖な儀式を直接目の当たりにできたのは貴重な経験でした。
杉並ユネスコ協会がアラブ・イスラーム学院を訪問するようになって10年以上経ちますが、学院の方々は私たちをいつも温かく迎えてくださいます。
今回も優しい笑顔と細やかなお心遣いで、私たちの異文化理解に協力してくださいました。
学院の方々に心より感謝申し上げます。シュクラン。
(岩野智)