杉並ユネスコ協会
ユネスコ親子科学教室
「羊のおくりもの〜モコモコ羊くんをつくろう〜」
講師 坂口美佳子氏(科学読物研究会)
2015年3月15日(日) セシオン杉並 工芸室

   今年は、羊年。羊と人間との関わりは、1万年もの前から付き合っています。

   羊は、私たちが生きていくために、なんと衣食住、全部を分けてくれています。

   「衣」は毛糸、「食」は肉や乳製品、「住」はゲルのカバーにフェルトが使われています。

   他にも、革は羊皮紙という紙になったり、ドリーという名前の羊は、クローンの科学を進めたり、羊の毛糸についた油は、石鹸や口紅になります。

   また、羊の腸がバイオリンの弦になったり、羊の毛でテニスボールにもなりました(下の写真は坂口美佳子先生)。

坂口先生

今回おこなった実験

〈実験1〉羊の毛と他の動物の毛(猫、犬、馬、豚、他)を比べてみました。

〈実験2〉羊の毛と綿(綿花)、ナイロンとの比較。

毛糸つむぎ

〈実験3〉羊は世界に1000種類もいます。その中から代表的な羊の毛を比べてみました(下の羊カードに7種類の毛を貼り、比べてみると、直毛、カールも有り、長さ、固さもちがいました)。

羊カード

〈実験4〉モコモコフェルトをつくろう。いろいろな種類と色の羊の毛を使い、フェルトボールをつくりました。

つくりかた  フェルトボール

   会場には、羊1頭分の刈ったつながった毛も来ました。

羊1頭分の毛

(山田正)