「ドクタートミーの恐竜はおいしかった?!」 in すぎなみサイエンスフェスタ
講師 富田 京一 氏(肉食爬虫類研究所所長)
2016年2月28日(日) セシオン杉並 工芸室 参加者 約120名
恐竜はどんな味がしていたのか?
前回の親子科学教室(2015年8月)で、「ドクタートミー」こと富田京一先生に話していただいたのですが、その際に参加者から実際に食べてみたいという話があり、今回は実際に試食してみました。
当日は「第1回すぎなみサイエンスフェスタ」の会場での開催でした。
セシオン杉並の館内全体が科学の祭典となり、サイエンス好きな人たちで賑わっていました。
当協会の講座も、急遽受付で整理券を発行する程の盛況ぶりでした。
講座ではまず、恐竜の発掘の歴史に関する説明から始まりました。
恐竜の骨格の構造は爬虫類に似ていると思われがちですが、実は鳥も同じ特徴を持っていることが判明したため、今日学問的には、鳥は恐竜の一部として扱われているそうです。
陸の動物史上、最も大きな動物が恐竜だったことは疑いようがありません。
現在のところ、最も体の長い恐竜として知られているのは中国のマメンチサウルスで、全長35メートルに達し、体重は約50トンと推定されています。
巨大恐竜はすべて植物食恐竜でした。
肉食恐竜は、ときに獲物を追って走らなければならないため、せいぜいアフリカゾウ程度までしか重くなれなかったのです。
次に、実際の恐竜の化石を見たり触ったり、ゲストの生物を間近に見ながら、動きなどを観察しました。
(グリーンイグアナ(左下写真)、アオジタトカゲ(右下写真)、ボールニシキヘビ、ヒョウモンガメ、チリメンナガクビカメ、アズマニシキカエル等。)
やはり人気は、イグアナとヒョウモンガメでした。
最後に、実際に食べてみようということで、ワニ肉と蛙の肉を用意し、塩焼きをして、参加者に一口ずつ試食していただきました。
参加者からは、「味はタンパクで美味しい」、「鶏肉に近いですね」といった感想が寄せられました。
(山田正)