2017年7月30日(日)〜8月6日(日)
日程・場所
7月30日(日) 開級式・セシオン杉並
7月31日(月) 事前学習・セシオン杉並
8月1日(火)〜4日(金) 宿泊学習・国立那須甲子青少年自然の家
8月5日(土) JICA訪問・JICA地球ひろば
8月6日(日) 閉級式・セシオン杉並
2017年度のユネスコ教室が、参加者94名(小・中学生48名、外国人16名、青年部20名、理事10名)で、充実した内容で実施されました。
今年の那須高原は、ここ数年に比べて涼しく過ごしやすい日が多く、ブヨやアブなどの虫の発生も予想外に少なく、虫刺されの被害は僅かでした。
しかし、今年は、野外炊飯場の近くにクマが出るということで、朝6時に大きな音のサイレンを鳴らしてクマ防止をしているのが、今までのキャンプにはなかった出来事でした。時には爆竹も鳴らすとのことです。
お天気に影響される宿泊3日目の野外活動日は、雨も降らずウォークラリー、野外炊飯、キャンプファイヤーを予定通りに実施することができました。
ウォークラリー
キャンプファイヤー
今年参加した外国の方は、ドイツ、アメリカ、パラグアイ、インドネシア、シンガポール、ペルー、フィリピン、ブラジル、タイ、ケニア、モンゴル、エストニアの皆さんでした。
南米の踊りを皆で踊るなど、日頃と異なった文化に触れることができました。
宿泊学習における新企画は、「ユネスコのキャンプだからできる」というテーマのもとに、班にいる外国人の国についての劇の創作でした。
班ごとに工夫された発表があり、演じる方も観る方も皆笑顔で楽しみました。
飯盒炊飯のカレーライスは、今回ご飯もカレーもほとんど残らず、どの班も「美味しかった!」と完食でした。
毎年ご飯が残り、無駄のないようにおにぎりにしていたのですが、今年のように全く残らないというのもめずらしいことでした。
新企画(創作劇)
飯盒炊飯
8月5日のJICA訪問の際には、青年海外協力隊としてケニアに行かれた方のお話を聴きました。
キャンプ参加のBrianくんの国ケニアがより身近になりました。
そのように、ユネスコ教室に参加した1人1人にとって、いろいろな国が身近になった8日間だったと言えます。
「今日で、ユネスコ教室が終わってしまうと思ったら涙が出た」という子どもの声がありましたが、青年部の大活躍により、3泊4日の宿泊を含めたユネスコ教室は、子どもたちにとってとても楽しい夏休みの経験になったことと思います。
(朝倉洋子)