2017年7月8日(土)セシオン杉並 視聴覚室・集会室
7月の中学生クラブでは、英会話とインドネシアの国紹介が行われました。
【前半:英会話】
中1クラス(江口先生、エミリー)は、Tongue twisters(早口言葉)にチャレンジしたり、二人一組でお店屋さんでのロールプレイを練習しました。
中2クラス(遠崎先生)は、日常で使える便利な表現や、和製英語と正しい英語の違いを比べたり、日曜日の過ごし方を発表しあいました。
中3クラス(ジョナソン)では、訪れたことがある国についてそれぞれ語り合いました。また、ワンフレーズずつ話を作り、接続語で隣の人へ繋げていく長いお話作りを楽しみました。
【後半:国際理解】
インドネシアの公務員で現在日本の政策研究大学院大学(※)に通われているプスピタ プラウェスティさん(通称ハナさん)をお招きし、インドネシアの国紹介と、伝統的な踊りを披露していただきました。
(※)政策研究大学院大学は、世界各国から未来の政策リーダーや研究者が集まり政策研究をしている日本の国立大学院です。
インドネシアは赤道にまたがる東南アジア南部に位置し、18,000以上の島々をもつ世界で最も大きな列島です。
世界最大のイスラム国として知られていますが、その人口は世界第4位(2億6500万人)の規模で、日本の約2倍です。
驚くのは、国民の年齢層が低いこと!なんと半数以上が30歳未満の若者で、60歳以上は人口のわずか8%といいます。
超高齢化社会の日本とは対照的ですね。
第二次世界大戦中、インドネシアは日本の植民地を経て独立を果たします。
インドネシア建国の父として有名なスカルノ元大統領は大の親日家で、日本のスタイルを自国に様々取り入れました。
彼の奥さんのひとりは、皆さんもよく知っているデヴィ婦人ですよ!
スカルノ元大統領とデヴィ婦人
日本はインドネシア開発に多くの貢献をしていたり、インドネシアにとって主要な貿易相手国であったりと、長年にわたり深い関係を築いてきました。
高齢者を尊重し、謙虚さを大切にする点にも、両国の共通点がみられます。
日本の近代文化も多く受け入れられています。
ドラえもんやセーラームーン、名探偵コナンなどのアニメはとても人気で、ハナさんはドラマ「東京ラブストーリー」を観て育ったとか。
秋元康氏プロデュースのJKT48も活躍しています。
続いて、ハナさんが宇多田ヒカルの「First Love」を美しい声で熱唱、そしてインドネシアの伝統的な踊りを披露してくれました。
多民族国家であるインドネシアには300以上もの異なる民族が暮らし、それぞれに伝統的な踊りがあるといいます。
しかし、近年は西洋のダンスが人気となり、伝統的な踊りを踊る人が減っているそうです。
民族衣装バティックに身を包み踊る、神秘的で妖艶な伝統ダンスをぜひ引き継いでいって欲しいと願うばかりです。
日本と深い友好関係にあるインドネシア。
最後にハナさんの「もっと日本人学生にインドネシアに留学して欲しい。そして、両国の交友関係をより多く築いていきたい。」という力強いメッセージは、中学生クラブみんなの心に届いたことでしょう。
(インドネシアの写真提供:ハナさん)
現在、来月開催のキャンプに向けて、青年部のメンバーが楽しいプログラム作りに取り組んでいます。
そして、9月9日の中学生クラブでは、夏のキャンプにも参加してくれるケニア人のブライアンが、アフリカの祖国ケニアを紹介してくれます。お楽しみに!
(西野裕代)