「ユネスコ・フェスティバル」
2017年11月12日(日)セシオン杉並 展示室
ユネスコのつどい「ユネスコ『子どもも大人も』フェスティバル」を開催しました。
●なぜ「大人も子どもも」なのか?
ユネスコのつどいは、2014年は映画「ひめゆり」の上映会、2015年は映画「世界の果ての通学路」の上映会を行い、杉並区内の団体、学校、諸施設や多くの人々との繋がりを持つことができました。
地域との繋がりを大切にしたい、地域の方たちと交流を持ちたい、子どもも大人も楽しく気軽に参加できる「フェスティバル」をと2016年から始まりました。
そもそも日本ユネスコ協会連盟の活動の一つは途上国への教育支援「世界寺子屋運動」です。
次に国内外の伝統文化や自然を守り伝える「世界遺産・自然遺産」活動、日本文化を守り未来に繋ぐ「未来遺産運動」、青少年に国際理解を推進する「青少年活動」など様々です。
一人でも多くの大人や子どもたちにもユネスコの活動に理解と関心を持ってもらい、サポーターとして協力を頂くために昨年から「フェスティバル」を実施してきました。
一人でも多くの大人や子どもたちにも参加してもらい、一緒に楽しみや安らぎを得るひとときになれば嬉しいです。
そしてユネスコの運動に理解と関心を持って頂き、一緒に活動できる仲間が増えることを期待してこれからも活動を続けたいものです。
●「ユネスコ・フェスティバル」の内容
【音楽コーナー】
1. 口琴とその歴史
日本口琴協会代表の直川礼緒氏の演奏と講演。
口琴の音色とともに世界各地の文化についてもお話して頂きました。
直川礼緒さん
さまざまな種類の口琴を紹介
珍しい形をした口琴
2. アルパの演奏とお話
出演は浜根未稀&ラス・マルガリータス(6名)。
南米原産のアルパ(中型ハープ)の演奏とお話。
演奏曲は「ラクカラチャ」「コーヒールンバ」「カプリ島」など。
演奏終了後、アルパや着用しているレースの衣裳についての関心が高く、色々な質問が寄せられました。
浜根未稀&ラス・マルガリータスのみなさん
美しい音色を奏でるアルパ
3. フォルクローレの演奏
出演はコミュニダード・デ・ラ・コチャバンバ(35名)。
南米固有の楽器であるケーナ、チャランゴ、サンポーニャ、ボンボ、ギターなどで演奏。
演奏曲は「コンドルは飛んでいく」「泣きながら」「ワヤヤイ」など。
演奏の後半に演奏集団が動き出すと聴衆のお客さんも立ち上がって隊列に加わり、踊りながら楽しんでいました。
コミュニダード・デ・ラ・コチャバンバのみなさん
参加者も一緒にダンス
【ゲームコーナー】
バルーン遊び、ヨーヨーつり、サイコロゲーム(景品あり)、万歩計でチャレンジ、ジャンケンゲームを行いました。
バルーン遊び
サイコロゲーム
ジャンケンゲーム
【フードコーナー】
手作りのタイ風焼きそば、韓国風お汁粉などを提供しました。作り手の数が足りず忙しかったものの、参加者には好評でした。
ミンガラバー・ユネスコクラブのご協力でミャンマーのコーヒー、紅茶も提供することができました。
また、すだちの里すぎなみのパンが美味しく、こちらも大変好評でした。
作りたての焼きそば、フランクフルトなどが並ぶ
すだちの里すぎなみのパン屋さん
【バザー(ミンガラバー・ユネスコクラブのご協力)】
杉ユ協会員、支援者、友人、知人など多くの方々から寄せられた品物を提供しました。
数個のダンボールにぎゅっと詰まっていましたが、「綺麗で質が良い」という評判で、買い物目的だけの参加者もいて、大半を売上げることができました。
【展示】
国際理解と平和に関するユネスコの活動内容を模造紙3枚分にまとめて紹介しました。わかりやすく非常に良い展示でした。
賑わいを見せるバザー
活動内容を紹介する展示
当日は天候にも恵まれ、盛り沢山のプログラムを無事終えることができました。
参加者は大人225名、子ども34名、出演者42名でした。
この日は地元の杉並フェスタなどいくつかの催しと重なり、集客数は昨年に及ばなかったものの、次年度へ繋がる充実した一日でした。
(芝興子)