2017年10月19日(木)
松庵小学校
杉並区教育委員会と共催のセントメリーズ・インターナショナル・スクールと区内小学生との国際子ども交歓会は、今年も松庵小学校で実施されました。松庵小学校では4回目となりました。
生憎の雨天でしたが、両校の子どもたちの笑顔あふれる交流が行われました。
学校支援をしている「あん子応援団」の準備のもと、温かい松庵小のおもてなしでした。
参加者は、セントメリー校側は4年生57名、引率の先生が3名、松庵小の4年生76名、英語ボランティアを含めたあん子応援団の方々も16名お手伝い参加で、総勢約160名でした。
9時20分にバス2台が校庭に到着し、雨のためにバスは校庭を横切って校舎に近い場所に停車。
セントメリー校の子どもたちは、体育館に移動し、荷物を置いて校舎見学をした後に、体育館に戻って松庵小の子どもたちと対面しました。
オープニングセレモニーとして、今年も松庵小の「松庵ソーラン」の踊り、セントメリー校の歌2曲が披露されました。
セントメリー校の子どもたちは、同じ歳の松庵小の子どもたちの迫力あるすばらしい踊りに驚いた様子でした。
松庵小学校4年生による「松庵ソーラン」
セントメリー校の子どもたちによるコーラス
体育館で、日本の遊びの「コマ」と「けん玉」を紹介した後は、胸に貼ってある名前のシールの番号によってバディと初対面し、組み合わせができて仲良く教室に移動しました。
日本の遊びの紹介
「何番?」とバディとの初対面
4年生の3教室には、日本の伝統的な遊びが用意されていました。
けん玉、ブンブンゴマ、福笑い、コマ、お手玉、折り紙、おはじきなどの遊びを、セントメリー校の子どもたちに教えてあげながらしばらく室内遊びを楽しみました。
松庵小の2人の子どもの会話では「○○くん英語わかる?」「少し英語やり始めたけれど・・」とセントメリー校の子どもとの会話を心配している子もいました。
しかし、言葉の壁を乗り越えて、遊び方を説明しながら、自然に打ち解けて仲良く遊んでいました。
12時には昼食時間となり、松庵小の子どもたちは給食を、セントメリー校の子どもたちは持参したお弁当を6教室に分かれて食べました。
セントメリー校には、給食の一部のみかんと牛乳がわたりました。
皆で手を合わせての「いただきます」「ごちそうさまでした」という習慣も、セントメリー校の子どもたちには、めずらしく感じたようです。
給食の片付け後は、体育館でグッバイセレモニーとなり、松庵小からセントメリー校へは、校歌の合唱とお土産の折り紙がプレゼントされました。
松庵小のバディから、1人ずつ手裏剣の折り紙を渡され、個々にお別れの挨拶をしていました。
両校からお別れの言葉で交歓会も終了。
13時30分、セントメリー校の子どもたちがバスに乗り込み、なごりおしいお別れとなりました。
バスが動き出すと、玄関の軒下で見送った松庵小の子どもたちは、「さようなら!」「また来いよ!」「忘れないよ~」「バイバ~イ!」などそれぞれが思いを込めた言葉で大きな声を出し見送っていました。
両校の子どもたちにとって、今回の交流は、異文化理解の楽しい1日になったことと思います。
(朝倉洋子)