「ブータン料理 〜なんでもかんでも とうがらし!?」
講師 平澤さえ子 氏
2018年2月17日(土) セシオン杉並 料理室 参加者 25名
2月17日(土)10時よりセシオン杉並の料理室にて、ユネスコ料理教室「ブータン料理」が開催されました。
講師の先生は、数回にわたってブータンに渡航している平澤さえ子さん。
元公立小・中学校で給食調理員として31年間勤務。退職後旅行に行ったブータンに惚れ込んだ平澤さん。
持ち前の明るさと行動力をかわれ「ブータンにぜひ来てほしい」と請われ、何度かに分けてブータンを訪れました。
ブータンの学校で子どもたちや先生方に料理を教えてきた経験を持ちます。
当日は参加者17名、杉ユ協の関係者を含め25名の参加者があり、始まる前から料理室は活気に満ちていました。
先生の説明も分かりやすく話も楽しいものでした。4つの調理台を回りつつ適宜上手にポイントを教えてくれます。
もちろん衣装はブータンの衣装「キラ」(女性の民族衣装)を着ての料理教室でした。
講師の平澤さえ子さん
ブータン料理の特徴について説明
今回作ったブータン料理は3種。
①パクシャパ・・・豚肉と大根の唐辛子煮込み。この料理はブータンではごちそうだそうです。
②エマダッツイ・・・唐辛子のチーズ煮込み。この料理はブータンの国民的料理だそうです。
③ホゲ・・・山椒風味の生野菜サラダ。生野菜はあまり食べないブータンでの数少ないサラダ。
3種とも調味料は使わないため(塩少々のみ)、野菜や肉の味が生かされた料理でした。
ブータンの人々はとにかく唐辛子をたくさん使うそうです。
今回も唐辛子をかなり使ったのですが、参加者の皆さんは野菜や肉、チーズが美味しいので辛さは気にならないと言っていました。
食べている間、ブータンの国の文化や先生が接してきた人々の話をたくさん聞かせていただきました。
楽しくとても温かい料理教室でした。
参加者の感想(アンケートより)
・とても食べやすい料理。家でも作ってみたい。
・ブータンの話がたっぷり聞けて良かった。ブータンに行ってみたくなった。
・先生の話だけでもまたお聞きしたい。レシピも絵葉書も先生のお手製のもので嬉しかった。
著書の紹介
平澤さえ子『給食のおばさん、ブータンへ行く!』飛鳥新社、2017年1月発行
☆自作の絵がふんだんに入り、ブータン料理のレシピも多いとても楽しい本です。
(佐藤直子)