杉並ユネスコ協会
国際中学生交歓会
2018年4月4日(水)
セント・メリーズ・インターナショナルスクール訪問

集合写真1

   桜の開花から初夏の陽気が続く4月4日、国際中学生交歓会に同行させていただきました。

   公募された杉並区の中学生17名と高校生1名の18名が参加しました。

   当日9時20分に二子玉川駅で待ち合わせをして、全員揃ったところで訪問先のセント・メリーズ・インターナショナルスクールに向かいました。

   緑豊かな住宅地の登り坂を10分程歩くと到着です。

   エントランスから2階へと案内されると、モダンでカラフルな空間が広がり、ガラス張りの部屋、3階への階段、赤いペイントのベンチ、壁にはいくつもの掲示物やポスターが目に飛び込みます。

   もちろん全て英語です。

   フロアの中ほどにあるラウンジスペースでしばらく待つと、キム先生と一緒にセント・メリーズの生徒さんが列になってお迎えにやってきました。

   いよいよバディとの対面です。

   両方から一人ずつ名前が呼ばれると、お互いに近付いて「Nice to meet you!」と、元気に握手を交わしていました。

   緊張気味に会釈するのが精一杯のペアも、アイコンタクトとスマイルは完璧でした。

   そして授業のある教室へ、次々と足早にその場を離れていきました。

   この交流プログラムでは、杉並区から参加の生徒各人に、バディとしてセント・メリーズの生徒が一人つく形で、午前中の2時間と午後1時間の授業を体験します。

   カフェテリアでのランチタイムを含め、帰りの再集合まで、バディと共に行動します。

   私も数学と地理の授業を見学させていただき、バディがホスト役として相手を気遣い、2人でコミュニケーションを取りながら授業を受けている様子を見ることができました。

集合写真2

   参加した皆さんは、いつもとは異なる環境の中で、自分たちと同じと思った点や、全く違うと思った点等、様々な気付きがあったと思います。

   そして、同世代の生徒一対一の交流は、大人数で見学するだけでは得られない、心を通い合わせるものだったと思います。

   共通言語(英語)の重要性を感じたかもしれません。

   たった一日の留学でしたが、複数の視点を持とうとするきっかけとなり、自信へと繋がる経験になったことでしょう。

   セント・メリーズの先生方や職員の方々に温かく迎え入れていただき、杉並ユネスコ協会と杉並区の関係者の方々との長年にわたる友好の深さを感じました。

   最後になりましたが、大変貴重な体験をさせていただけましたこと、心より感謝申し上げます。

(江口逸子)