2019年11月9日(土)セシオン杉並 視聴覚室・集会室
11月の中学生クラブは、前半は英会話、後半は多言語の授業を行いました。
多言語の授業では例年通り、セントメリーズ・インターナショナルスクールからキム先生と4人の中学生ボランティア講師(ユウゴ君、シモン君、タイキ君、エース君)が来てくださいました。
近年では、来年開催されるオリンピックに向けて、世界各国から日本を訪れる人々が多くなっています。
そこで今回はフランス語、イタリア語、スペイン語、ドイツ語を使って月の呼び方を学びました。
まず授業の初めは、全員で、これらの言語で日本でもよく使われている言葉について考えました。
フランス語はお菓子の名前(エクレア、ガトーショコラ、クロワッサン、カフェオレなど)や化粧品、ファッション(オートクチュール、プレタポルテなど)に多く、イタリア語はエスプレッソ、そして音楽用語(p mp f mfなど)に多いそうです。
スペイン語はカルタ、タバコ、パンなど。ドイツ語は車種の名前(ベンツ、アウディ、フォルクスワーゲン)などで知られています。
何気なく使っている言葉も、各言語が関係していることを再認識しました。
またこれらの言語は、古代ローマ人の言葉が枝分かれしてできてきたので、似ている音が多いそうです。
その後、4つのグループに分かれて、1月から12月までの月の呼び方をボランティ先生と共に学びました。
はっきりと声に出すことが大事で、それにより舌の使い方や唇の動かし方を体験できました。
発音はお国柄をも表し、イタリア人は明るく、ドイツ人は生真面目な感じが出るそうです。
インターナショナルスクールから来た生徒さん達は大きな声でゆっくりと発音し、説明していました。
日本の中学生達も初めて口にする言語でも、臆することなく熱心に練習していました。
最後は各グループ、紙面を見ないでの発表です。全グループとも達成でき、キム先生も驚かれていました。
授業の終わりに言語を習得する時に大切の方法を話してくださいました。
それは、一つのフレーズを習ったら、それを使って会話すること。そしてそれを次々に組み合わせて変化させて、会話していくことです。
16歳までの舌のよく回るうちにいろいろな言語に親しむと、その言語を学ぼうとしたときに発音の部分で苦労することが少なくなるそうです。
そしてその言語を学ぶことでより広い世界観をもつことができるようになるでしょうと、キム先生はおっしゃっていました。
5つの言語の違い
グループごとの発表
中学生はもちろん、青年部そして大人の私達にとっても背筋が伸びる心洗われる授業でした。
キム先生、ユウゴ君 シモン君 タイキ君 エース君本当にありがとうございました。
来月の中学生クラブ(12月14日(土))は、楽しいクリスマスパーティーです。お楽しみに。
(河野道子)