2019年10月14日(月・祝)東京ジャーミイ・トルコ文化センター
10月14日(月)に中学生クラブとして、代々木上原にある東京ジャーミイ・トルコ文化センターを訪問しました。
参加者は、中学生12名、保護者2名、青年部7名、理事6名と社教1名。
東京ジャーミイは、オスマン様式による美しいモスクであり、日本最大です。
「ジャーミイ」とは、トルコ語でモスクを表し、「人の集まる場所」を意味するアラビア語を語源としています。
今年、1階の奥にハラールショップができ、トルコ製品や、飲食物など売っており、買い物に訪れるイスラム教の方が多いとのこと。
ハラールショップ
1階の本販売コーナー
東京ジャーミイの下山 茂さんから、建物の歴史やイスラム教・キリスト教・ユダヤ教の関係などについて解説をしていただきました。
東京ジャーミイができたのは、1917年のロシア革命により、ロシアに住んでいた回教徒・トルコ民族の多くが国外に避難をし、日本にも移住したことによります。
1938年にロシア出身のタタール人たちのためのモスクとして東京回教学院として設立され、その後モスクが2000年6月にオスマン様式で再建されました。
また、下山さんは、花瓶などに描かれたチューリップについても説明をしてくださいました。
チューリップは、オランダ発祥と思う人が多いのですが、実はトルコで作られ、オランダで品種改良されたものであり、トルコのチューリップは、細長い花とのことです。
説明をしてくださった下山 茂さん
説明の後は、2階の礼拝堂に移動。10人ほどの方が、イスラム教の聖地であるメッカの方角に向かって敬虔な礼拝をしていました。
2人の子どもが父親と参加していましたが、女性は3階の礼拝室を使い、男性と同席で礼拝をしません。
中学生にとって、日頃身近にないイスラム教とトルコの文化に触れる貴重な経験ができました。
礼拝堂を見学
礼拝堂の装飾された天井
(朝倉洋子)