杉並ユネスコ協会
第21回広島スタディツアー
2019年3月26日(火)〜29日(金)

原爆ドーム

   今年で21年目となる青年部の広島スタディツアーが、外国人4名を含む15名の青年と引率者3名により行われました。

   被爆地ヒロシマを訪れ、原爆の被害を追体験することで、戦争の悲惨さと平和の尊さを学ぶことが目的です。

   その観点から、広島平和記念資料館を見学したり、被爆者の方(第9代平和記念資料館館長の原田浩さん)から体験談をお聴きしたりしました。

   また、広島の学生15名ほどと意見交換も行い、平和に向けた未来志向の考え方を共有することができました。

   ツアーに参加した青年からは、戦争と原爆について多くのことを学び、深く考えさせられたとの感想が寄せられました(ページ下部)。

   今年も非常に実りの多い、有意義なツアーを行うことができたと思います。

ツアーの主な行程

〈1日目〉

広島平和記念資料館、被爆者体験講話、青年同士の意見交換(広島の学生約15名)

〈2日目〉

平和記念公園 碑めぐり(ピースボランティアの橘 光生さんによる案内)、本川小学校、放射線影響研究所、比治山陸軍墓地、市内散策

〈3日目〉

江田島 海上自衛隊第1術科学校、宮島 厳島神社

〈4日目〉

広島平和記念資料館、国立広島原爆死没者追悼平和祈念館

※本ツアーの報告書はこちらをご覧ください。

被爆体験講話
原田浩さんの被爆体験講話
意見交換会
青年による意見交換会
放射線影響研究所
放射線影響研究所を見学
お好み焼き
お好み焼きを堪能
厳島神社
夜の厳島神社

参加者の感想(団長の久保田拓夢さん)

「人それぞれの世界観」

   自分は今回のスタディツアーが初めてで、原爆が広島・長崎に落とされたことなどしか分からなくて、それらを学ぶために行きました。そして、学ぶ立場と団長としての役職をしっかりできるようにと心掛けました。

   被爆者のお話を聞くと胸が苦しくなって言葉にできない感情を抱きました。文字にしても伝わることのない内容だったと思っています。

   原爆を落とされた瞬間の状況などのお話を聞いて言葉を失いました。殺傷能力の高いものを人間が作り出してしまい、それを使用してしまったということに絶句しました。

   罪のない多くの尊い命が一瞬にして奪われてしまったのです。助けを求める人がいても助ける術がない程に人体が焼けていたと聞きました。もし自分がその時その場所にいたらと考えると怖くて仕方ありません。

   今の世の中が平和だと感じますが、絶対とは言いきれません。

   世界には核兵器を保持している国がいくつかあります。その国が使用したらどうなるでしょう。繰り返しになってしまうと思います。そのため核兵器廃止運動を進めていきたいと思います。

   平和記念公園では全国から多くの千羽鶴が送られてきていて、日本全体の平和への思いをもっともっと広めて伝えていかなければと強く思いました。

   そして、日本だけではなく世界中に伝えていけるような活動を今後考えていく必要があると感じました。

   多くの外国人の方も訪れていて、各所の説明などをじっくりと読んでいたのがとても心に残りました。多くの外国人の方も平和を求めているのではないかと思っています。

   海上自衛隊の術科学校を見学に行った際には、なかなか見にいくことのできない場所だと感じました。なぜなら自分の想像していた場所とは違ったからです。

   教育参考館では特攻隊として日本軍に貢献したなどと書いてあり、本当にそうなのかなと自分は思ってしまいました。その方々は本当に軍のために自分から望んで特攻したのでしょうか。

   もし自分がその立場だったらと考えると、特攻隊として最後の瞬間を迎えるというのは自ら望むことはできないと思います。

   家族との時間、仲間との時間をもっと欲しいと思って、いくら国のためだからといってそのようにすることはできないと感じました。

   しかし、自分は特攻隊の方々ではないので、本当はどう思っているのかはわかりません。自分が考えていることが全て正しいとは限りません。

   でも一つだけ言えるのは、世界から戦争を無くすことが全ての幸せを得られることにつながるということです。

   確かに世の中から争いごとを無くすのは大変だと思いますが、それがもし無くなったらと考えてみてください。今後、血を流し争うことが無くなれば、世界全体で幸せで平和な世の中をつくることができると思います。

   今回のスタディツアーに行った方々と意見交換をした際に、その人その人で感じたものや目に付いた場所が違っていたのがとても印象的でした。

   自分はあまり戦争や歴史に詳しくなく、今回のスタディツアーで学んだことは多く、これから世界観を変えていって頑張っていきたいと思います。

   そしてもっともっと広島で行われていることを日本だけではなく、世界中に広めていくことがこれから最も大切なことではないかと思っています。

   このようなスタディツアーを組んでくださった杉並ユネスコ協会はじめ、 板倉ママさん、幹部の方々や杉並区職員労働組合の方々のおかげで素晴らしいツアーが行うことができました。本当にありがとうございました。

   そして最後に団長としての役職をしっかり務められたかどうか不安でしたが、なんとか無事にスタディツアーを終えることができました。改めて今回のメンバーに感謝したいです。ありがとうございました。

(岩野智)