2021年12月11日(土) 旧杉並第四小学校
12月の中学生クラブでは、国際理解としてウズベキスタンを取り上げ、その後イヤーエンドパーティを行いました。
ウズベキスタン(ウズベキスタン共和国)のお話は、筑波大学に留学中のサルドルさん。
日本から8時間のこの国は、海に出るためには二つの国境を越えなければならない二重内陸国です。
昔から、シルクロードの中継地として、多くの民族が行き交った所、多民族国家でさまざまな言語が話されています。
サルドルさんの出身地であるサマルカンドは、真っ青なタイルが印象的な青の都です。
またエキゾチックな砂漠の街ヒヴァ、池に写るイスラム建築が美しいブハラは、東京オリンピックでウズベキスタンのホストタウンになった杉並区のさまざまなイベントでも紹介されていました。
首都タシケントには芸術作品のような美しい地下鉄があります。一駅一駅がすべて異なるデザインになっているそうです。
サルドルさん
サンタの衣装で国紹介
伝統的な料理はプロフ。牛肉と野菜、お豆等を煮込み、塩とクミンで味付けしてからお米を入れて炊くピラフです。お祭りや結婚式にも出されます。
またサムサ(ミートパイ)、マンティ(肉まん)、チュチュワラ(餃子風)など、多様な民族が行き交ったシルクロードの交差点ならではの食文化があります。
伝統的な衣装として、男性は背広にドッピ(ムスリムの帽子)を被り、冬はチョポンと呼ばれるガウンのような上着を着ます。
女性はゆったりしたズボンに華やかなアトラス模様のワンピース。伝統的な服装は旧市街地や地方に見られるようです。
サルドルさんは来日前、日本では多くの人が着物姿と思っていたそうですが、浅草で初めて着物を見たとのことでした。
ウズベキスタンでは、結婚式や誕生日会などさまざまなイベントがあります。周辺に住んでいる人や親戚など多くの人が参加しますが、飛び入りもOKとか。
おもてなし好きで、どこか昔の日本を思い出させてくれます。
中央アジア最大規模の軍隊を持つウズベキスタンは、徴兵制で18歳男子が対象、期間は1年間だそうですが、免除はいろいろとあるようです。
ウズベキスタンの人はよく踊ります。民族舞踊「ウズベクダンス」はターン(回転)と腕の動きが独特です。
サルドルさんが踊り出すと参加者もその輪に加わり、ウズベクダンスを楽しみました。
その後は恒例のイヤーエンドパーティ、青年部の楽しい企画に参加者も喜んでいました。
(大野克子)